年金手帳が送られて来た。青色である。今は青いんだね、と言う話になった。
自分のオレンジ色の手帳が来たのはいつだったろう。当時、27になってから入るのはさすがに遅いと思い、確か、24才で入ったのだが、、、。
当時の住所を見ると、「１－３４志村方」となっている。
家の右脇の外階段を上がって二階に入る下宿だった。
風呂は付いていなかったが、流しと小さなガス台はあったし、トイレの掃除は大家さんがやってくれて、意外と結構、快適だった。
テレビも冷蔵庫もなかったが、パソコンは何台もあった。
通信用の音響カプラやモデムもあった。
結局、その下宿に、フルに５年間、お世話になった。
北の地方に就職が決まって、出て行くとき「敷金要りませんから」と告げると、大家さんはホントに嬉しそうに「あらまあ、申し訳ないわね～」と言って、餞別に、缶入り高級クッキーをくれたのを覚えている。
その話を当時（89年頃）、父親にすると「５年も住んでいたのだからそれでいいんだよ」と言っていたのを覚えている。その父親も2018年末に亡くなった。
